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飯田国道事務所からの回答

2008/05/14 00:00

 

 道路特定財源の運転手付き最高級公用車(アルファード=418万円)について、飯田国道事務所に代わり中部地方整備局が電話で取材に応じてくれました(前回のエントリに主な質問)。以下にそのやりとりを回答をまとめてみました。

Q.購入価格の418万円は本体価格だけか、オプションも含まれているのか。
A.ETCやカーナビなどの装備品一式が入っている価格。(環境への配慮で)ハイブリッド車。雪が降るため四輪駆動。2400cc。一般競争入札で購入している。
Q.だれがどのようなときに使うのか。
A.職員が現場の連絡や計画用地の買収、地元説明会などで使う。多人数になることもあるため8人乗り。何台もの車で移動するよりよい。車中で打ち合わせもできる。大雨による交通規制で7、8人を通行止め区域に運ぶこともある。通行止めは多々ある。
Q.年に何回くらいあるか。
A.平成19年度はなかったが、18年度は辰野の豪雨災害で14回出動した。
Q.通行止めは何回か。
A.止めたのは2回。でも、交代要員などを運ぶために14回出動した。
Q.それは何日か。
A.7月17日から2、3日だったと思う。
Q.年間走行距離はどれくらいか。
A.平成18年7月に購入し、19年3月までで2万1000キロ。19年4月から20年3月までで3万キロ。
Q.公用車は事務所に何台あるのか。
A.飯田国道事務所に10台。飯田維持出張所に1台。木曽維持出張所に4台ある。
Q.職員は何人いるのか。
A.全部で65人。事務所と出張所との内訳はいまは分からない。
Q.運転手は何人いるのか。
A.事務所に7人。飯田維持出張所に2人。木曽出張所に3人いる。
Q.飯田維持出張所は公用車1台になぜ運転手が2人いるのか。
A.公用車のほかに、道路パトロールカーがある。
Q.何台か。
A.今は把握していないが、一般論として一つの出張所に1台か2台。
Q.運転手が必要な理由は。
A.道路管理者として、道路の状況確認(物が落ちていないか。穴が無いかなど)をしなければいけない。災害地へ向かう場合は危険もあり、安全面からプロの運転手に頼んだ方がいい。また、長時間かけていくこともあり、到着して職員がへとへとでは効率よく業務を遂行することができない。移動中の車内で打ち合わせをすることもあり、職員が運転していてはそれができない。
Q.運転手の業務委託先は。
A.調べないと分からない。
Q.契約は人数か。
A.車の台数で管理を頼んでいる。
Q.運転手が7人いるなら、7人は固定メンバーか。
A.そう。運転手が足りないときは、職員が運転することもある。
Q.運転手は仕事がないときは、控え室で待っていると考えていいか。
A.いい。
Q.中部地方整備局は公用車の使用規程があり、使用票を作って申請しているから、いつだれがなんの目的でどこまで乗ったかは分かるはず。
A.そう。日報もある。
Q.保存期間は。
A.1年間だったと思う。
Q.なぜ最高級車でなければいけないのか。
A.一般競争入札の結果。仕様を指定して入札する。
Q.車名は指定しないと。
A.そう。4輪駆動でハイブリッドで8人乗り・・・といったように仕様を決め、入札の結果、予定価格より低くて、最低価格のものが落札する。
Q.入札結果は。
A.ホームページで公開している。→http://www.cbr.mlit.go.jp/contract/buppin/kyousou/h18/kyousou/06857100200032.htm
Q.なぜ見積もり金額なのか。
A.会計規則で、金額により入札執行と見積もり聴取とに呼び分けている。どちらも金額を書いて投函するので、形式は同じ。
Q.2台購入となっているが。
A.今回はステーションワゴンのほかに、5人乗りの乗用車とあわせての入札だった。
Q.入札公告をみることはできるか。
A.できるが、公告期間が終わったので、ネットでは見れない。
Q.予定価格は728万5816円とあるが、積算根拠は。
A.国交省で統一の積算方法がある。地域の実情も加味されたかと思う。
Q.北海道地方整備局は、同じアルファードでも26万円安く購入したり、38万円安いエスティマを購入したりしている。どうしてこのようなことになるのか。
A.入札だから事情は分からない。

 以上です。
 だいぶ丁寧に答えてもらいました。聞いてみると、当事者にしか分からない理由があるものです。もちろん、追加して聞かなければいけないこともありますが、あまり時間をとるのもナンなので、今回はとりあえずこれくらいにしておきました。

 現時点で指摘できることは、
1.運転手が本当に必要なのか
2.最高級車のアルファードを落札できてしまう入札の仕組みに問題はないのか
といったところでしょうか。
1については、公用車がどのように使われているかという実態を突き止めなければならないでしょう。
2は、予定価格の積算方法に問題がないか、と言い換えられるでしょう。

 民主党の道路対策本部が近く、関東地方整備局(さいたま市)に視察に行くとの情報が入ってきました。深夜帰宅用タクシー券と公用車の使用実態を追及するようです。そこで、新たな事実が判明するかもしれません。

カテゴリ: 事件です  > 事件    フォルダ: 国会

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コメント(12)

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2008/05/14 06:22

Commented by yattaraeegana さん

池田証志さま

おはようございます。
この件に関しては、仕様決定に問題ありという感じです。
ハイブリッド車で四駆8人乗りという条件では、車種が
限定されてしまいますので、競争原理が働きません。
せめてハイブリッドの条件を外せば、もっと安い車は
いくらでもあります。
車両価格の高いハイブリッド車を、積極的に採用するという
根拠がトレンドだけで決められているような気がします。
車両価格と燃費(CO2排出量)をトータルで考えれば自明です。

 
 

2008/05/14 06:37

Commented by あやか さん

おはようございます

「黒塗り」の代わりにそれよりは(比較して)安価で、多人数乗れるミニバンタイプ、エコを意識してハイブリッドかと思いきや、一般職員用だったのですか!?

公務員でも首長クラス、大臣クラスには、「黒塗り」があってもよいと思いますが、職員が百人にも満たない出先事務所で(絶句)

地方自治体には、議会というチェック機関がいちおうありますが、国の出先機関は中央からも離れ、「やりたい放題」になっているのではと危惧します

 
 

2008/05/14 09:10

Commented by 池田証志 さん

To yattaraeeganaさん
>池田証志さま
>
>おはようございます。

 おはようございます。

>この件に関しては、仕様決定に問題ありという感じです。
>ハイブリッド車で四駆8人乗りという条件では、車種が
>限定されてしまいますので、競争原理が働きません。
>せめてハイブリッドの条件を外せば、もっと安い車は
>いくらでもあります。
>車両価格の高いハイブリッド車を、積極的に採用するという
>根拠がトレンドだけで決められているような気がします。
>車両価格と燃費(CO2排出量)をトータルで考えれば自明です。

 入札公告の仕様書を取り寄せてみようかと思います。

 
 

2008/05/14 09:16

Commented by 池田証志 さん

To あやかさん
>おはようございます

 おはようございます。

>「黒塗り」の代わりにそれよりは(比較して)安価で、多人数乗れるミニバンタイプ、エコを意識してハイブリッドかと思いきや、一般職員用だったのですか!?

 そうなんです。臨時職員が書類を届けるお使いに行くのにも使えてしまうのです。

>公務員でも首長クラス、大臣クラスには、「黒塗り」があってもよいと思いますが、職員が百人にも満たない出先事務所で(絶句)

 中国地方整備局の山口河川国道事務所では実際、クラウンが3台ありました。規模は確か、飯田とほぼ同じです。

>地方自治体には、議会というチェック機関がいちおうありますが、国の出先機関は中央からも離れ、「やりたい放題」になっているのではと危惧します

 民主党は財源と人員を都道府県に移すことを検討しているようです。最近、地方議会の取材をしていないので、どの程度のチェック機能があるかは未知数ですが・・・。

 
 

2008/05/15 01:16

Commented by thflat さん

はじめまして
ハイブリット車の採用については
国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律
がある以上法律に従わなければならないでしょう。

>そうなんです。臨時職員が書類を届けるお使いに行くのにも使えてしまうのです。
車を使う必要があり、あいている車が他に無ければ効率的に使用すべきでしょう。

 
 

2008/05/15 22:39

Commented by nekoni-matatabi さん

こんばんは
もう指摘されている方がいらっしゃいますが

>>Q.車名は指定しないと。
>>A.そう。4輪駆動でハイブリッドで8人乗り・・・といったように仕様を決め、入札の結果、予定価格より低くて、最低価格のものが落札する。

こうするとアルファードハイブリッドかエスティマハイブリッドしかありませんね(^。^)

独法の中の人が購入するものを指定できないので仕様でがちがちに固めて(実質指名買い?)いるとの話も聞いたことがありますが似た感じですね。

 
 

2008/05/16 00:27

Commented by Sofia さん

こんばんわ。

何度も読み返しましたが なぜ職員65名のところに
車が15台も必要なのでしょう?
>飯田国道事務所に10台。飯田維持出張所に1台。木曽維持出張所に4台

その65名全員が現場にでて働くわけでもないでしょう?
当然事務の女性たちもいるわけですよね?

この15台の内訳はどうなっているのでしょう。
アルファードは1台だけで8名、他の車が全部5人乗りだとしても
これだけで7名×1台+4名×14台=63名乗れちゃうんですよ。
全員が出動する必要が 1年に1度でもありますか?

車のランクも贅沢だと思いますが それよりここまでの台数が必要ですか?
まして運転手が別に必要ですか?
ぜんぜん納得できません。
この経費の使い方、一般企業の常識からは あまりにかけ離れています。

 
 

2008/05/16 07:23

Commented by 鈴木 茂 さん

今日のテレビで、大久保さんが、使用済みタクシーチケットのコピーを示していましたが、これが物的証拠であるならば、その辺から取材を拡大できないものでしょうか。

あるいは、昨日の民主党の行動をきっかけに国会での調査を呼びかけ、報道によって自民党の重い腰を動かすというのも、事実究明には有効ですね。

こういった事件の最終的権限は、司法権においては、警察であり、行政権においては、内閣総理大臣の決断であり、立法権においては国政調査権ですね。
ここを動かすことが出来れば、報道の目的は達せられたということでしょう。スクープ記事と違って、お手柄にはならないが。

 
 

2008/05/18 11:07

Commented by 池田証志 さん

To nekoni-matatabiさん
>某独法の中の人が購入するものを指定できないので仕様でがちがちに固めて(実質指名買い?)いるとの話も聞いたことがありますが似た感じですね。

 なるほど。やむをえないときもあるでしょうね。

 
 

2008/05/18 11:11

Commented by 池田証志 さん

To Sofiaさん
>何度も読み返しましたが なぜ職員65名のところに
>車が15台も必要なのでしょう?

 このほかに、一般財源で購入した車もあるかもしれません。ほかの国道事務所では、一般財源で購入した車もあると言っていましたから。使用実態が知りたいところです。たいていは、使用記録をつけているそうなので、教えてもらう手もあります。

 
 

2008/05/18 16:32

Commented by 池田証志 さん

To truth-of-truthさん
>今日のテレビで、大久保さんが、使用済みタクシーチケットのコピーを示していましたが、これが物的証拠であるならば、その辺から取材を拡大できないものでしょうか。

 関東地方整備局のものでしたか? いずれにしても、勤務実態と突き合わせなければいけませんね。

>あるいは、昨日の民主党の行動をきっかけに国会での調査を呼びかけ、報道によって自民党の重い腰を動かすというのも、事実究明には有効ですね。

 自民党には動けない理由があるのかもしれません。

>ここを動かすことが出来れば、報道の目的は達せられたということでしょう。スクープ記事と違って、お手柄にはならないが。

 「きょう逮捕へ」と書かなくても捜査当局は逮捕します。事件を動かすような記事こそが報道としての真のスクープだと思っています。もちろん、「きょう逮捕へ」のようなスクープ合戦も、世間をあっと言わせる的楽しみがあり、個人的には好きです。でも、冷静に見ると、趣味の世界、新聞記者としての訓練、サラリーマンとしての点数稼ぎ、モチベーション維持装置なのかもしれません。

 
 

2008/05/25 00:54

Commented by 池田証志 さん

To thflatさん
>はじめまして
はじめまして。返信が遅くなり、すみませんでした。下でご紹介いただいた法律を見てからにしようと思い、時間がかかってしまいました。

>ハイブリット車の採用については
>国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律
>がある以上法律に従わなければならないでしょう。

そうでしょうね。推進を進める方針も定めねばなないことになっているようですし。ただし、「予算の適正な使用に留意」ともあり、もう少し検討が必要かな、とも思います。
また、車には詳しくないのですが、排気量の少ない4WDとハイブリッドのアルファードはどちらが環境にいいのでしょうか。

>>そうなんです。臨時職員が書類を届けるお使いに行くのにも使えてしまうのです。
>車を使う必要があり、あいている車が他に無ければ効率的に使用すべきでしょう。

いや、そもそもそこまで多くの税金を使ってまで買う必要があるかどうか、運転手が必要かどうかがいまいち腑に落ちない最高級車に対する疑問があって、さらに必要だったとしてもふつうならかなりの立場の人が乗っている車に職員が「職務」ならどんな用途でも乗れてしまう仕組みに疑問があるという意味です。車を使用するということは寿命を縮めることでもありますし。ブログの内容を踏まえたつもりですが、言葉足らずでしたら申し訳ありません。

 
 
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2008/06/20 22:33

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